創作和食
うしのほね 本店
【うしのほね 本店】
先斗町の参番路地奥にある古いお茶屋を改装した。ベーシックで清潔なイメージの豆絞りの手拭いのイメージからくる白と紺色を基調に、麻布を重ね張りした塗り壁や影絵の浮かび上がる障子などで、日本人の心の琴線に触れる「質感」や「光と影」を表現した。通りから路地奥に目をやると一番に飛び込んでくる、枝振りの良い松の盆栽に誘われるように、人々は足を止め豆風に吸い込まれる仕掛け。大正時代の応接間をイメージした個室、影絵のお座敷個室、会合も出来るお座敷、テーブル席などお茶屋の風情を残しながら、様々な空間バリエーションを用意した。
設計:久和幸司設計事務所
ロゴデザイン:koha*
京都市中京区先斗町三条下ル若松町137-12