Bar SOLID
bar
バー、クラブ
bar, club
photo:友杉有紀 Yuki Tomosugi
バー「ソリッド」は、テナントビルの地下1階に位置している。
「流行にとらわれず、店独自の時間の流れを持った古びない本物の空間をつくりたい。」というクライアントの思いを昇華させた計画である。
その拘りは、BGM、調度品をはじめ細部にまで行き渡っている。1920年代のルネ・ラリックのクリスタルには、当たり前のようにカクテルが注がれゲストへと振る舞われる。
空間としては、街の喧騒から切り取られた時間の断片を表現している。エントランスの扉越しに見える一輪の花に誘われ足を踏み入れると、過ぎゆく時と来たるべき時が、自身に時を刻みこんだ古鉄板と壁と、ブルーの光を内包した積層エキスパンドメタルの壁として、対比的に現れる。互いの狭間では、磨きこまれた鉄板と無垢のウッドカウンターが人々を優しく包み込むように、周囲の色彩を滲ませながら良質な“いま(現在)”を醸し出している。
【Bar SOLID /バー・ソリッド】
※1995年JCDデザイン賞優秀賞受賞作品
・45?(15席)
(年間日本の空間デザイン1996年号掲載店舗)
category:bar, club
photo:友杉有紀 Yuki Tomosugi
バー「ソリッド」は、テナントビルの地下1階に位置している。
「流行にとらわれず、店独自の時間の流れを持った古びない本物の空間をつくりたい。」というクライアントの思いを昇華させた計画である。
その拘りは、BGM、調度品をはじめ細部にまで行き渡っている。1920年代のルネ・ラリックのクリスタルには、当たり前のようにカクテルが注がれゲストへと振る舞われる。
空間としては、街の喧騒から切り取られた時間の断片を表現している。エントランスの扉越しに見える一輪の花に誘われ足を踏み入れると、過ぎゆく時と来たるべき時が、自身に時を刻みこんだ古鉄板と壁と、ブルーの光を内包した積層エキスパンドメタルの壁として、対比的に現れる。互いの狭間では、磨きこまれた鉄板と無垢のウッドカウンターが人々を優しく包み込むように、周囲の色彩を滲ませながら良質な“いま(現在)”を醸し出している。
【Bar SOLID /バー・ソリッド】
※1995年JCDデザイン賞優秀賞受賞作品
・45?(15席)
(年間日本の空間デザイン1996年号掲載店舗)